山盛りぽてと

良いものはいいもの

【読んだ】声をかける(高石宏輔)

石田衣良の「娼年」を読んだ時、人間の性についての葛藤を引きずり、その流れでなんとなくポチった本。

声をかける

声をかける

 

単調かつ長いというなかなかのオプションを携えていて、内容的にはあまり刺さらなかった。事実ベースだから仕方ないのかな。でもとても印象に残った台詞があった。

「それで、あなたのこと考えてたの。赤い炎と葵炎があれば、あなたは青い炎ね。」

「青い炎?」

「赤い炎はわかりやすいの。燃えてることが周りの人にすぐわかるような。派手な燃え方して。青い炎は内側で静かに燃えているから、なかなか外の人にはわからないのよ。だけど、青い方が温度が高いの。」 

就活の時に、体育会系には動と静の人間がいると言われたことを思い出した。 青い炎って評価されにくいんですよね。